「がん」と聞けば、シビアに考える人がたくさんいますが、身近な問題に思う人は意外と少ないようです。 しかし、がんは日本人の死亡原因の第1位となっており、交通事故による死者の、なんと40倍の方がガンで亡くなられています。 交通事故を見てみますと、平成13年交通事故死者8747人、平成14年交通事故死者8326人、平成15年交通事故死者7702人と年々低下しているのですが、 (平成16年版交通安全白書より) 平成15年度の1年間に、ガンで死亡した人は、30万9465人と前の年から4897人も増えています。(平成14年度・平成15年度厚生労働省「人口動態統計」より) しかも、がん患者の総数は、約128万人(平成14年度厚生労働省「患者調査」より)もいるのです。 発病率は、女性なら30歳代以降、男性は40歳代からグンと上昇(下図参照)しています。(「がんの統計'01」財団法人がん研究振興財団より)
|