驚愕!がん消滅実験の全貌
平成12年、この「がんという」恐るべき生命体に対し、フコイダンがどのように作用するのか? 
鹿児島大学 食品機能化学の専門家「藤井信博士」を中心にさまざまな実験が行われました。

そのひとつが「培養器内のがん細胞に対するフコイダンのアポトーシス効果の実証実験」です。
わかりやすく説明すると、「フコイダンで、がん細胞が消滅するのか?の実験」です。

まず、HL60(前骨髄性白血病細胞株)とNOS4(ヒト卵巣ガン培養細胞株)で、それぞれのがん細胞を加えた培養器に、

【A】モズク由来の「フコイダンエキス」
【B】
コンプ由来の「フコイダンエキス」
【C】キノコ類の代表「アガリクスエキス」(現在、免疫賦括作用があると報告されています)

の3つを添加して、それぞれのがん細胞の自己崩壊(アポトーシス)の状況経過(DNAの断片化)を測定しました。

がん細胞が、もし自己崩壊(アポトーシス)を起こしたとすれば、がん細胞のDNAには断片化という現象が起こります。この断片化現象があれば、新陳代謝のように細胞が、遺伝子のプログラムに従って死んでいく証拠となります。

調査方法は、一定時間経過後にA・B・Cそれぞれのがん細胞のDNAを集めて安定した混合溶液に溶かします。次に溶液中で分子が移動する現象の量を調べ、どれだけDNAの断片化が起きているのかを測定するという検証作業です。

その結果、
【C】のキノコ類エキス「アガリクスエキス」では「がん細胞の自己崩壊(アポトーシス)」の状況は、まったく認められませんでした。

【A・B】のフコイダンでは、
HL60・NOS4のどちらに対しても、「がん細胞の自己崩壊(アポトーシス)」が非常に高い状態で行われていることが確認されました。

特にモズクフコイダンは、非常に高い数値を記録しています。

「フコイダンは、はっきりとがん細胞を自己崩壊(アポトーシス)に導いていることが確認された」のです。

また、アポトーシス(がん細胞の自己崩壊)作用の発見および確認については、
農林水産省及び大蔵省の特別認可法人である生物系特定産業技術研究推進機構及び、青森県などの出資により、平成3年に設立された公的機関「糖鎖工学研究所」により1996年に発表されております。

このように、フコイダンには、突然変異した異状な細胞(つまり、がん細胞)をねらい打ちして自己崩壊させてしまう働き「アポトーシス(がん細胞を消滅させるはたらき)」があることが確認されております。



次に、「アポトーシス作用」について『発掘!あるある大事典』では次のようなメカニズムが紹介されていました。

三重大学生物資源学部分子細胞生物分野の田口寛教授らが行った実験です。

生理食塩水に溶かしたフコイダンの溶液を、ヒトのガン細胞が入った培養液に加えました。
対照とするために、ただの生理食塩水の溶液も用意し、同様にヒトのガン細胞入りの培養液に加えました。

経過を観察したところ

フコイダンの溶液を入れたガン細胞はすぐに細胞の輪郭が崩れ始めました。

24時間後にはほとんどのガン細胞が死に、消滅しています。


フコイダンを投与した癌細胞 24時間後、癌細胞が消滅

番組ではこの実験の模様が映し出されましたが、ガン細胞がきれいになくなっていく様子に感嘆の声が上がっていました。

田口教授は「ガン細胞の形が崩れガタガタになって小さく壊れた状態、これがアポトーシスによる典型的な死に方です」と解説していました。

がん細胞が消滅した有名な実験「発掘あるある大辞典」は、こちらをご覧ください。


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