■がんに良い成分 |
◇ビタミンC
◇ビタミンE
◇β-カロテン
◇テルペン
◇フェノール
|
■アドカボについて |
アボカドは、β-カロテンやビタミンC・ビタミンE以外にテルペン、フェノールという抗酸化物質を含み、がんの予防に有効です。
また、アボカドには脂質が非常に多く含まれているため、コレステロールを気にする方は敬遠することがありますが、アボガドに含まれている脂肪の80%は不飽和脂肪酸でコレステロールは心配ありません。
ただし、カロリーは高く、アボカド1個で、ご飯約1.4杯分になります。
また、アボカドには脂質だけでなく、良質のタンパク質も多く含まれています。
タンパク質は20種類以上のアミノ酸が結合したもので、そのなかでも人間の身体で合成できない必須アミノ酸のうちトリプトファンやリジン、メチオニンが含まれています。
これらは特に離乳期や成長期の子供に欠かせない栄養です。
ただし、必須アミノ酸の9種類をバランスよく摂取しないと意味がありませんので食物の組み合わせに注意しましょう。
アボカドを選ぶ際には、熟していない固いものや熟しすぎたものを選ばないように注意が必要です。
硬いものは、手で握って弾力性がでてきて少し柔らかくなるまで待ちましょう。(追熟といいます)。
食べ頃になったアボカドは、室内に放置しておくと、室温が高い場合2、3日でまずくなってしまうので、数日間程度なら冷蔵庫に入れておきます。
また、アボカドのタネは中毒の恐れがあるので食べないように注意してください。
|
■抗酸化ビタミンが含まれており、それ以外にも・・・ |
森のバターと呼ばれるほど多くの脂肪分と、果物にはめずらしくビタミンEが多く含まれています。
がん予防にまず必要なこととして活性酸素の害から身体を守るということがあげられます。
活性酸素は体内にとりいれた酸素の一部が変性してできるもので、遺伝子を傷つけたり、細胞を酸化させて、がんを引きおこすきっかけをつくります。
活性酸素はフリーラジカルの一種です。
ふつうは、原子1つに電子が2つの安定した構造なのですが、フリーラジカルの活性酸素は電子を1つしか持っていないため、非常に不安定な状態です。
そのため、他の安定した原子から電子を奪ってしまうのです。活性酸素に電子を奪われた原子は、当然不安定な状態となります。
すると、安定化を求めて別の原子から電子を奪ったり破壊活動をおこし連鎖反応を繰り返すことになります。
こうした連鎖する破壊活動が遺伝子や細胞を傷つけることになるのです。
酸化を防ぐビタミン類は、体内で自ら酸化されることにより、その後の連鎖破壊活動が起こらないように食い止める働きをします。
アボカドには、抗酸化ビタミンのEだけでなく、ビタミンC、β-カロテンも含まれています。
さらに、苦味や香りの成分であるテルペンやフェノールなどの抗酸化物質も含まれており、がんの予防に効果的です。
|
■効果的な食事方法 |
新鮮なうちに食べましょう。
アボカドは皮をむいて時間がたつと、黒く変色して味が悪くなります。ビタミンなどの栄養成分も損なわれるので、皮をむいたら、なるべく早く食べてしまいましょう。
皮をむいたらすぐにラップをかけたりレモンの汁をかけておくと、変色を防ぐことができます。
アボカドの美味しい食べ方は、
「アボカド好き」というサイトを運営されている日出(ひで)さんのHPへどうぞ
こちらから
|
■ちょっと雑学 |
アボカドのタネは、簡単に観葉植物として育てることができるそうです。
※「アボカド好き」より紹介
とても簡単に栽培できますので、意外とやっている人が多くびっくりします。熱帯果実のイメージが強いので、日本の寒い気候ではどうかなと思うのですが、
東京でも露地植えのアボカドはよくあるそうです。家の庭で、実を実らせたつわものもいるようですから挑戦してみてはいかがでしょうか。
水だけで育てても、半年で高さ50センチほどに育つようです。
詳しくは、こちらから
|